みなさん「食物繊維」と聞くと、健康に良いイメージや、なんとなく摂った方がいいものと思われている方が多いと思いますが、その理由を全て理解している方は少ないと思います。今回はその「食物繊維」を摂った方がいい理由を説明していきます。
食物繊維の効果とは?
まず食物繊維とは、炭水化物を細かく分類化したものです。炭水化物は「糖質+食物繊維」で構成されていますので、ダイエット中に炭水化物を控えると、食物繊維が不足してしまい、体の機能がうまく働かなくなる場合があります。その為、ダイエット中でも食物繊維は意識して摂取する必要があります。
なぜ、炭水化物の食物繊維を摂る必要があるのか?
それは、食物繊維には血糖値の上昇を穏やかにする働きがあるからです。血糖値の急上昇は脂肪増加の原因になるので、ダイエット中は食物繊維を摂って血糖値を一定に保つと脂肪の増加を防げるというわけです。
食事の際は①野菜(食物繊維)→②おかず(タンパク質)→③炭水化物(糖質)の順に食べるとダイエット効果が高まります。
次に、食物繊維には便秘改善、便秘予防の効果があります。ダイエット中は、栄養が偏りがちなので、便秘になりやすいです。なので食物繊維を積極的に摂ることで、健康的なダイエットライフを送れるという訳ですね。
食物繊維が多く含まれている食材は、
- 玄米
- オートミール
- キャベツ
- レタス
- ホウレンソウ
- ブロッコリー
- さつまいも
- 納豆
- アーモンド
- わかめ
- ひじき
- 大豆
- ごぼう
などです。食事の際はこれらを優先的に最初に食べて、血糖値は一定に保ち脂肪の増加を抑えましょう!
最後に、このよく出てくる「血糖値」という言葉。こいつがダイエットにおいてかなり厄介な奴でダイエットを成功させるためにはコイツをうまくコントロールしてやる必要があります。
まず、糖質を摂ると血中に糖分が流れ込み、その糖を分解しようとインスリンという兵隊が膵臓から分泌されます。奴らは血中から筋肉や肝臓、脂肪細胞などに糖を運んでいくのですが、インスリンが多く分泌してしまうとエネルギーとして使われない余った糖を脂肪に蓄えてしまいます。
つまり、血糖値が急上昇するとインスリンの分泌スピードも速いため、すぐにエネルギーを脂肪細胞に溜め込んでしまい、太りやすくなってしまう訳です。
血糖値と肥満のメカニズムを理解した上で、みなさん食物繊維を積極的に摂取し、血糖値の急上昇を防ぎましょう!!