私がいつもクライアント様にダイエットする上でアドバイスしているポイントのひとつ。
「最低1日水分を2リットル、理想は3リットル摂る」
です。今回はその理由を詳しく解説します。
体の機能を正常に保つために水分補給を!
まず、私たち人間の体は約60%が水分で出来ています。血液に含まれる水分は体の隅々に栄養やホルモン、酵素を運び体内の老廃物を尿として排出する役割を持っています。また、私たちの平熱は36〜37度ですが体温が2度でも上がると体調を崩し、場合によっては死に至る危険性も出てきます。その際に必要な体温調節を水分を汗として排出することで担っているのです。
このように水分の働きは体に必要不可欠なもので、不足すると体の機能がうまく働かなくなります。
そして日本人は全体的に水分摂取量が不足していると言われています。体が1日に約2.5リットル排出するのに対して、平均摂取量は約1.5リットルです。私はお酒でそれ以上水分を摂取しているから大丈夫。とお思いの方、お酒は利尿作用があるので、摂取した以上に体内の水分を排出してしまいますので、水分補給にはなりません。
水分は一度に吸収する量が決まっているため、多く飲んでもただ排出されてしますだけです。なので一日を通じて3リットル摂取することを目指しましょう!飲むタイミングは起床後、食事前、食事中、運動前後、入浴前後です。
よく聞く「水太り」の原因とは?
「一日に3リットルも水飲んだら水太りするのでは?」とお思いの方。なぜ水はゼロカロリーなのに水太りという言葉が存在するのか。
これは塩分との関係です。
体は塩分の摂取量が多いと体内の浸透圧を一定に保つため、水分を溜め込もうと働きます。なので日頃から味付けの濃い料理ばかり食べている状態で水分を摂取すると、水分を溜め込み浮腫みとなって体に現れます、つまり厳密に言うと、「水を飲みすぎたから太った」ではなく、「味付けの濃い料理ばかり続いたから水分を溜め込みむくんだ」が正しい表現です。
最後に、水分を取る際は喉が渇いたなと感じる前にとりましょう。渇きを感じた際はもうすでに水分が不足している体からの注意報です
理想は常温の水を摂取するのが一番です。
言うまでもなくジュースは糖質を含んでいるため太りますし、コーヒーはカフェインを含んでいるため、利尿作用が働き水分補給にはなりません。目安となるマイボトルを準備し、今日はこれを何本分飲む!と決めると水分補給のノルマを達成しやすくなると思います。
自分がクリアできる低めのハードルを設定して、それを続けることが最も重要です!