みなさん、「チートデイ」という言葉を聞いたことがありますか?
チートデイとはダイエットを成功に導くための一つのテクニックなのですが、最近このチートデイが、爆食いをする都合のいい理由として解釈されてしまっています。今回はこのチートデイとは何なのか、詳しく説明します。
ダイエット停滞期にチートデイは有効
チートとは日本語に訳すと「騙す」を意味します。文字通り、カラダを騙す日です。
なぜカラダを騙す必要があるのか?それは、ダイエットを開始すると最初は体重や体脂肪が順調に落ちていきます。しかしある一定期間を経過するとカラダの変化が少なくなります。この時期を「停滞期」と呼びます。
停滞期が起こる理由は、ダイエット中の食事にカラダが慣れてしまうためです。カロリーの摂取量が少ないため、カラダが出来るだけエネルギー消費を減らそうと基礎代謝が落ちて、省エネなカラダになってしまうためです。
この停滞期を迎えたらチートデイの出番です。
チートデイとは、ドカンと摂取カロリーの量を上げて、カラダに「エネルギーがたくさん入ってくるから、たくさん消費しても大丈夫」と思わせる行為のことです。こうすると代謝が上がるので、停滞していたカラダにまた変化が起こるというワケです。
チートデイを実行するときの注意点
そしてチートデイにはいくつかルールがあります。
ひとつが「生半可に行わない」ことです。
省エネなカラダを騙す必要があるので、これでもかというくらい食べます。もう糖質や脂質など気にせずに食べたいものを食べてください。ダイエット中に制限されていた食欲のリフレッシュにもなるので、この日は食欲を解放してあげてください。目安は自分の基礎代謝の3倍のカロリーを摂取すると十分と言われています。
次に、「必ず1日だけ」です。
チートを行う場合は必ず翌日からは食事を戻すようにしましょう!さもなければ、チートデイで食べたものが脂肪としてカラダに蓄積されます。またチートデイは体脂肪率によって頻度が変わります。あくまで目安ですが、20%(2週間に1回)、15%(10日に1回)、10%(週1)、7%(4日に1回)です。
最後に大前提としてチートデイは日々ダイエットに取り組んでいて、確実に停滞期に入ったと確信した時に行うもので、中途半端なダイエットをしていて、なんか最近体重が減らないからチートしよー、なんて状態で行うものではありません。残念ながら後者の様な方が多く見受けられます。
日々しっかり節制して、心とカラダのリフレッシュも兼ねて適切にチートデイを取り入れて、メリハリのあるダイエットライフを送りましょう!